昨年10月3日に放送開始。初回視聴率は関西で16・2%と、前作「おひさま」並み(15・6%)だったが、主人公・小原糸子役の尾野真千子さんの演技が注目を集め、視聴率は徐々に上昇。
関西で1月23日に22・7%、関東で同28日に25・0%を記録した。
3月5日からヒロインが尾野さんから夏木マリさんに交代。高視聴率に貢献した尾野さんの降板に対し、NHKには視聴者からの問い合わせが殺到したが、その後も週間視聴率ランキングで上位5傑をキープした。朝ドラ史上最高は昭和41年の「おはなはん」で44・2%(関西)、次いで「おしん」(58年)の36・3%(同)。テレビ離れが進む中、朝の時間帯で20%近い視聴率は久々のヒットだ。
同局では視聴者の要望にこたえ、今月5日から毎週木曜午後0時20分、1週間分のダイジェスト版「もういちど“カーネーション”」を関西地区で再放送する。朝ドラの放送直後の再放送は異例だ。
民放でドラマ制作経験を持つ同志社女子大の影山貴彦教授(メディア論)は「高視聴率の大きな理由は渡辺あやさんの脚本の素晴らしさ。ドラマは脚本に尽きる。尾野さんの魅力も発掘でき、最近の朝ドラでは“花マル合格点”でしょう」と話している。
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